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歯ぐきが白いのは何が原因?白くなる理由や治療法を解説

      2025/04/20

西葛西駅徒歩5分の歯医者、木村歯科医院で歯ぐきが白い原因についての解説

こんにちは、 西葛西駅徒歩5分の歯医者、木村歯科医院です。

歯ぐきは、歯や骨を細菌から守る役割を果たしているとともに口内の健康状態のバロメーターでもあり、白くなった際には何らかの健康トラブルが潜んでいる可能性があります。
そこで今回は、歯ぐきが白くなる原因と考えられる代表的な病気について解説します。

 

歯ぐきが白くなる原因

口内炎

西葛西駅徒歩5分の歯医者、木村歯科医院で歯ぐきが白い原因についての解説

口内炎は、口の中の粘膜や歯ぐきに生じる、円形や楕円形の潰瘍です。
白っぽい色をしていることが多く、灼熱感や痛みを伴います。
食事を摂るときや会話の際に痛みや不快感を覚え、口内炎ができていることに気付くという方が多いのではないでしょうか。
原因としては、過労やストレスによる免疫力の低下、ビタミン不足、歯ブラシの摩擦や誤ってかんでしまった場合の刺激などが考えられます。
通常は数日から1週間ほどで自然に治癒しますが、頻繁に繰り返す場合は、基礎疾患(鉄欠乏性貧血、亜鉛欠乏症など)の存在を疑って医師に相談するようにしましょう。

 

フィステル

西葛西駅徒歩5分の歯医者、木村歯科医院で歯ぐきが白い原因についての解説 フィステルは、感染によって生じた膿が歯ぐきを通じて外部に排出されるためにできる小さな通路のことであり、フィステルのある部分の歯ぐきが白っぽく盛り上がることがあります。原因としては神経にまで達した虫歯や、歯の亀裂、内部吸収などです。一般的にフィステルは痛みを伴わないことが多く、見過ごされがちな症状のひとつです。しかし、根尖性歯周炎や根尖病巣といったより深刻な状態への進行を示すサインであるため、気づいた場合には歯科医院で治療を受ける必要があります。治療は主に根管治療によって行われ、必要に応じて抗生物質が処方されることもあります。

 

ヘルペス

口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)による感染症です。
一度感染すると、ウイルスが体内の神経節に潜伏し、ストレス、疲労、日光曝露、あるいは風邪などで免疫力が低下したときに再活性化することがあります。
症状としては、痛み、表面が白く覆われた潰瘍、水疱などがあり、特に初感染症状は重く、発熱や喉の痛みなどの全身症状を伴うこともあります。
治療には抗ウイルス薬が用いられ、感染の予防や症状緩和のためには、体調管理と規則正しい生活習慣が必要になります。

 

口腔カンジダ

口腔カンジダ症は、カンジダ属真菌の過剰増殖によって引き起こされる疾患です。
免疫系が正常に働いている人ではあまり問題になりませんが、抗生物質やステロイドの使用、HIV感染、糖尿病などによる免疫抑制状態の場合には増殖しやすくなり、舌や歯ぐき、口内の粘膜に白い苔状の病変を発生させます。
症状としては、やや焼けるような痛みや不快感、味覚の変化などがあり、場合によっては口角に亀裂が生じることもあります。
白斑を拭おうとすると、粘膜が赤く、さらには出血を伴うこともあります。
治療には抗真菌薬が使用されます。

 

白板症

白板症は、口腔内にできる白斑状の病変であり、この白い病変は擦っても取れないことが特徴です。
特に歯ぐきや頬粘膜、舌の側面に見られることが多く、痛みなどがない場合も少なくありません。
原因としては、タバコやアルコールの過剰摂取といった慢性的な刺激や、熱い飲食物の摂取などが挙げられます。
白板症は前がん病変のひとつであり、その10~20%が扁平上皮がんに進行するリスクがあります。
治療には、まずは刺激因子の除去(禁煙、飲酒の制限)が行われ、その後は定期的な経過観察が必要です。

 

口腔がん(歯肉がん)

歯肉がんは口腔内に発生するがんの一種で、初期段階では痛みを伴わないのが一般的です。
症状としては、白や赤の斑点、潰瘍、口の中やあごの腫れ、歯の移動や義歯が合わなくなるなどの変化が見られる場合があります。
代表的な原因は喫煙と過度の飲酒ですが、ほかにも口腔内衛生や物理的な刺激も関与しているといわれています。
早期のがんは手術による切除、進行している場合は化学療法や放射線療法も必要になります。

 

骨隆起

骨隆起は骨組織の過剰成長により口腔内に通常よりも骨が突出する状態を指し、これにより歯ぐきが白く見えることがあります。
部位としては下顎前歯部、上顎臼歯部に多く見られ、遺伝的要因や歯の強いかみ合わせ力が原因と考えられています。
通常は痛みを伴わないため治療の必要がないケースが大半ですが、義歯の装着が難しい場合や、持続的な刺激による不快感がある場合には外科的切除が検討されます。

 

貧血

貧血は、赤血球またはヘモグロビンの不足によって酸素供給が十分でなくなる状態です。
一般的な原因としては、栄養不足や月経、胃腸出血などがあります。
症状には、倦怠感、めまい、息切れ、動悸、爪の変化などがあり、口腔内では歯ぐきが白く見えたり、裂けたりすることがあります。
治療は原因に応じ、栄養療法(鉄、ビタミンB12、葉酸の補給)や薬物療法が行われます。

 

血行不良

血行不良は、さまざまな理由で血液の流れが悪くなり、組織に酸素や栄養が十分に供給されない状態を指します。
主な原因としてストレスや喫煙、低体温などがあり、これらは血管を収縮させることで血流を悪化させ、歯ぐきを白く見せます。
改善方法として、適度な運動で血液循環を促進することや、生姜やニンニクといった血行を良くする食材を取り入れることなどが挙げられます。

 

歯や歯根の破折

歯が破折すると、その断面や周辺の組織が白っぽく見えることがあります。これは、破折部に感染が及ぶことで膿となり、白くなることが原因です。
このような状態を放置するとさらに感染が進み、歯の喪失につながることがあるため早期の治療が必要です。
治療法としては根管治療がありますが、場合によっては抜歯が必要となることもあります。

 

根尖病巣

根尖病巣は、歯根の先端周囲に感染が起こり、炎症が発生している状態です。
主な原因は虫歯の重症化であり、歯ぐき部分に生じる白っぽい腫れや膿、痛みなどが症状として現れます。
治療をせず放置すると、歯の支持組織を著しく損なうことがあるため、早期の対応が必要です。

 

まとめ

西葛西駅徒歩5分の歯医者、木村歯科医院で歯ぐきが白い原因についての解説

歯ぐきが白く変色することにはさまざまな原因があり、それぞれの原因に応じた早期の診断と治療が重要です。
症状が軽い場合でも、重大な健康問題が潜んでいる可能性があるため、異常を感じた場合は歯科医院を受診しましょう。
また、日々の口腔ケアと生活習慣の改善が予防につながります。

 



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