歯周病
歯周病のプロ、歯科衛生士が多く在籍
「基本に忠実」に、
そして、「根本的な原因」にアプローチする。
これが当院の基本方針。
「着眼点」の良し悪しで、治療結果が変わってしまいます
何事もそうですが、「着眼点の良し悪し」ですべての結果が決まってしまうことがあります。
身近な例でお話しすると、東京から福岡まで行くとします。
方法はいくつかあります。飛行機・自家用車・新幹線・徒歩などなど。目的地は同じですが、どの方法を選択するかで「費用」・「時間」・「安全性」などが変わってきます。
特に制約がなければどの方法を選択しても良いと思います。
しかし、足が不自由なのに「徒歩」を選択したらどうでしょうか。
また、最短で行く必要があるのに「自家用車」を選択した場合はいかがでしょうか。
このように、「制約」が生じた場合、何を選択するか、着眼点をどこにするかで「結果の良し悪し」が変わってきます。
では、歯周病治療ではどうでしょうか?
まず、どのドクターも「治癒させる」ことがゴールとなりますが、着眼点はドクターによって変わってきます。
例えば、「薬」で治療するのか、「外科」で対処するのか、「レーザー」などを利用するのか……。
患者様にとって「複数のドクターが同じ情報が与えられた場合、各ドクターの判断は1つに集約されるのでは?」と思われるかもしれませんが、それは違います。ドクターも1人の人間です。経験・知識の差は当然ありますし、得手不得手も当然存在します。
そのため、「この治療法の方が得意だから……」「この治療の方がいいかもしれないが、やったことがない……」といった偏った発想が生まれ、適切な着眼点に行きつかないことが多々あります。そうなってしまうと、良くなるものも決して良くなりません。
つまり、ここで皆さんにお伝えしたいことは、「着眼点の良し悪しで治療の結果が変わってしまう」ということ。そして、その着眼点は「ドクターの経験・知識・見識の度合いによって変化する可能性がある」ということです。
適切な着眼点を持つドクターを患者様が見極めるのは難しいかもしれません。しかし、これらを「事実」としてしっかり認識し、治療を進めても一向に改善しない場合は、他院でのセカンドオピニオンを受けるのも患者様がとりうる1つの方法だと考えます。
当院は、科学的根拠に基づいた「基本に忠実な」歯周病治療を実施しています。
以下、当院が行う歯周病治療の特徴をご紹介いたします。
当院の歯周病治療3つの特徴
歯周病とは「サイレントキラー」といって、痛みもなく症状が進行し、気づいた時には既に手遅れ(抜歯)となってしまう病気です。
このページをご覧いただいている方は既に、歯の動揺や口臭、膿・腫れ・痛みなどの「自覚症状」が出てしまっている方だと思います。
そのような方々へ、当院で実施している歯周病治療をご紹介いたします。
特徴1 まずは「歯周病リスク」を把握しましょう
当院では様々なお口の検査を行い、あなたの歯周病の状態、そしてリスクを把握していきます。
その検査結果をもとにあなたオリジナルの歯周病治療プログラムを作成し、更に、治療終了後の予防処置効果の検証など、あなたの歯を守るための一歩進んだ歯科治療を行っています。
唾液検査(わずか5分で結果が出ます!)
当院では検査の1つとして唾液検査(任意)を行っています。
この検査を行うことで、歯周病だけでなく、虫歯リスクや口臭の程度も同時に把握することができます。
また解析結果を分かりやすい表にして出力しますので、患者様からも喜ばれています。
特徴2 治療プランを「ライフスタイルに合わせて調整」します
歯周病治療をする際、まずは治療計画を作成しますが、その段階で、患者様のライフスタイル等をしっかりとお聞きし、無理のない形でプランニングします。
例えば、患者様の時間が多くとれる時は1回の治療時間を長くとりますし、歯科医学的に問題のない範囲で一気に治療できる部分は一気に行い来院回数を減らすなどのプランニングが可能です。
まずはあなたのライフスタイルを詳しく私たちにお話しください。
共に負担のなく、かつ効果のある治療計画を立案いたします。
特徴3 「薬」で歯周病菌を殺菌する「歯周内科療法」
歯周病治療では、歯周病菌の塊である、歯垢や歯石を除去していくのが基本です。しかし、目に見える範囲で歯石等を除去するだけではまだ足りません。
なぜなら、「目に見えない」菌も存在しているためです。
そこで当院では「ジスロマック」や「3DS」と呼ばれるものを利用し歯周病菌を殺菌する処置も行っています。
ジスロマック
ジスロマックとは歯周病菌を殺菌する薬です。
分かりやすい例で説明すると、 風邪を引いたときは、薬を飲んで原因菌を殺菌しますよね。実は歯周病にも同じことが言えます。
歯周病は歯周病原因菌の働きにより引き起こされます。
つまり、歯垢・歯石だけでなく、根本的な原因となっている「菌」を除去することで歯周病を改善に向かわせます。
3DS
専用のマウスピース(ドラッグリテーナー)に薬剤を注入しお口に装着するだけで除菌する方法を3DSといいます。
3DSは原因菌の数を限りなくゼロに近づける治療ですので、継続使用することで、虫歯・歯周病の圧倒的な予防となります。
また、3DSの副次的効果として、口臭改善にも効果があります。
口臭の原因は9割が口腔内の細菌によるものであり、特に歯周病が進行している方は口臭も比例してきつくなる傾向があります。
3DSを利用することで、この口臭の原因となっている原因菌を除菌しますので、口臭も改善する可能性が高まります。
担当医からのメッセージ
当院では、担当ドクター、担当歯科衛生士、そして患者様とチームを組み治療を進めていきます。
ここで「患者も?」という疑問が生じるかもしれません。当院では患者様も治療する上でのチームと考えています。
なぜならば、患者様の協力がなければ、「治療後の良い状態を維持させることはできない」ためです。
当院では、一時的に症状が安定することを治療のゴールとはしていません。
私たちが考えているゴールは、治療をすることでお口の状態を整え、良くなった状態を長期にわたって維持していただくことです。
維持させるためには、歯科医院での定期的なメンテナンスの他、ご自宅でのお口のケア、つまり患者様の協力が必須となります。
皆さんも「お口のケア」の大切さは理解していると思うのですが、多くの方が行動が伴っていません。
なぜならば、本当の意味で歯の大切さを理解していないためです。
これは患者様の責任ではなく、我々歯科医療従事者が患者様に対して「歯の大切さ」を理解してもらえるように本気で取り組んでこなかったためです。
当院では、「歯の大切さ」を理解していただくために、多くの時間を割かせていただいております。